目指すは業界No.1。
2019卒(当時:新卒3年目)
(本記事掲載の情報は、2021年時点のものです)
全国800校、年間27万人以上の中高生が使う手帳を業界No.1へ
比嘉が担当する中高生向けビジネス手帳「フォーサイト手帳」は、PDCAサイクルを身につけることをコンセプトに開発された手帳だ。PDCAサイクルといえば、ビジネスの世界では当たり前のように使われているフレームワーク。こうした思考を中高生から学ぶことで、目標を持ち、自らの力で目標達成に導くそんな力を身につけてほしいという想いから生まれた。
フォーサイト手帳は今や全国で800校、年間27万人以上の中高生が使う手帳へと成長し、現在、中高生向けの手帳分野において、業界2位のシェアを占める。
そんなフォーサイト手帳の新規開拓リーダーを担うのは、新卒3年目の比嘉あい。
比嘉が新規開拓のリーダーとして、企てるのが「フォーサイト手帳業界No.1」だ。なぜ比嘉はNo.1を目指すのか、その企ての裏側にある想いを聞いた。
担うのは新規開拓に関するすべての業務。
「私の役割は大きく分けて3つです。1つ目はSNSやDMを使ったマーケティング、2つ目はセールス、3つ目はサポートです。特にセールスは、フォーサイト手帳に関心をもってくださった先生方と電話や面談などを通していろいろなお話を伺い、その想いを叶える手段の一つとしてフォーサイト手帳をご紹介しています。日本全国の先生方とお話しできる時間なので、一番好きな仕事ですね。」
一般的にマーケティング、セールス、カスタマーサポートというのはそれぞれのチームとして独立していることが多い。しかし、フォーサイト手帳チームでは一気通貫。比嘉はその役割をおもしろいと笑顔で話す。
「いろいろな業務内容があるので、大変な面もありますが、いろいろなことをやりたい私にはあっているし、その分たくさんのことが学べて面白いです。ちなみに、明日は広島のある高校に、フォーサイト手帳を導入いただくためのプレゼンに行くんですよ(笑)。」
先生や生徒たちの想いになんとしても
応えたい
「先生方とお話をしていて感じるのは、生徒さんのことを心から想っていらっしゃるのだなということ。例えば、生徒に見通しをもって動けるようになってほしいとか、自己管理の力をつけてほしいとか、主体的に取り組めるようになってほしいとか、本当にたくさんの想いを聞かせてくださるんです。そういうお話を聞いていると、なんとしても力になりたい!と思います。
フォーサイト手帳のインスタを通して生徒からも直接、声が届きます。手帳をかわいくデコって大切に使ってくれていたり、目標や計画を意識できるようになったとか、フォーサイト手帳のおかげで志望校に受かったとかいう声を頂いたりするとすごく嬉しいですね。」
「今、文科省をはじめ現場の先生方の間でも、PDCAへの意識が高まってきています。目標・計画を立て、実行し、成功・失敗要因を分析し、次のアクションに活かすという思考サイクルは、自分で自分を目標達成に導いていくことができる力です。すなわち自立です。生徒たちがいかに自立して自分らしく自分の人生を歩めるか、これは教育現場での大きなテーマになっています。
PDCA、つまりは自立こそフォーサイト手帳のテーマですが、私自身はフォーサイト手帳を通じて、生徒たちにもう1つ伝えたい想いがあるんです。それは、『自分の人生は自分で決める』ということなんです。」
言葉の通じない外国で
「雇って」と書いた
ビラを配り続けた日々
「大学生の時、3年間ほど休学して海外に行きました。日本以外の世界が見たい!という理由から(笑)。就職したら自由に世界を見るなんてできないなと思ったら、もう今しかない!と居ても立っても居られなくなり、10万円だけ持ってカナダに飛び立ちました。当時は、英語も全然できず"Thank you"と"Hello"ぐらいしか話せなかったんですよ(笑)。
とはいえ、お金がないと生活できないので、まずは仕事を見つけなきゃと思いました。ただ、どうやって仕事を探していいのかも分からなかった。だから『Please hire me!(私を雇ってください)』と書いたチラシをつくって、ひたすら配りまくったんです。あるレストランで皿洗いならOKということで、なんとか皿洗いをやらせてもらえることになりました。
でも、永遠に皿洗いなんてできないじゃないですか(笑)。だから午前中に皿洗いをして、午後からチラシを配って、また皿洗いをして、、、5カ月ぐらいかな?そんな生活をしていました(笑)。
そんなときにたまたまカフェのオーナーが私のチラシを見つけて、うちに来る?と言ってくださったんです。とても小さなカフェでしたが、接客をしたり、食事やパンを作ったり、いろんな仕事を任せてくださいました。常連さんもたくさんいて、そういう方々とコミュニケーションをとりながら過ごす毎日がとても楽しかったですね。」
やりたいと思ったら、その道に飛び込め。
「高校生までの私は、自分の意思で物事を決めることができず、進路も周りの説得に根負けする形で決めてしまい、後悔する毎日を送っていました。何かあるたびに、人のせいにしたり、周りをうらやんだり。そういう毎日ってとても苦しかったです。その経験から学んだことは、自分のことは自分で決める。やりたいと思ったらその道に飛び込む。だから、世界を見てみたい!と思ってしまったら、そこにチャレンジする以外、選択肢はなかったんです(笑)。 でも、チャレンジしてみて思うのは、自分で決めてチャレンジすることが道を拓くということ。チャレンジするたびに世界が広がり、できることも選択肢も増えていきました。だから、生徒さんたちにも自分で決めて、トライしてどんどん世界を広げていってほしい!そう思っているんです。
そして、フォーサイト手帳はそういうことができる手帳です。
なぜなら、いきなり大きな目標にチャレンジすることは難しいかもしれないけれど、毎週、毎月の目標を自分の意思で決めるということ、そして、その目標にチャレンジし、PDCAを回して目標を達成するということを重ねていけば、さらに大きなチャレンジをする勇気になると思うんです。フォーサイト手帳を通じて、自分で決めて、チャレンジする勇気と習慣を持ってもらいたい!これが私の想いです。」
生徒たちに伝えたい想いがあるから。
目指すは業界No.1。
「だからこそ、やるからには1位を目指したい。フォーサイト手帳は手帳業界の中では後発でスタートした事業ですが、業界2位までくることができました。業界トップは、手帳といったらここ!というくらい大手で老舗の企業。しかし、私たちはそこにチャレンジします。つまりは『業界No.1』。まずは私たちが決めて、チャレンジする姿を生徒たちに見せたいから。
そして、理由はもう1つ。やはり2位って『じゃない方芸人』じゃないですが、どうしても『1位じゃない方』みたいなポジションになってしまうんです。業界1位というポジションだからこそ、信頼が得られたり、私たちに対する見方が変わったりする部分もある。
私たちは、手帳屋さんではありません。様々なニーズに応えるコンテンツもありますし、何より20年近く学校様と一緒になって現場で築いてきた学校改革のノウハウ、全国のネットワークを持っています。こうしたノウハウを活かして、様々な面でお手伝いできることも増えると考えています。だったらもう1位狙うしかないでしょ!って(笑)。
最初は、今の成長率を考えると2年後に目指そうという意見もあったのですが、いや、今の延長線上で考えても仕方ないじゃんと、今年狙おうよと。2年後とか言ってないで、今年やる。そう決めました(笑)。」
やりたいと思ったら今すぐやる。それが比嘉のやり方だ。
「もちろん業界No.1になるためには課題もあります。例えば、文科省や学校ではICTがものすごいスピードで推進されています。学校全体の予算や労力がICTに比重が置かれる中で、いかに『紙』の手帳の価値を感じてもらうのか。そして、フォーサイト手帳自体もラインナップとしてICT化を考えないといけない時期に来ています。私たちが貫く部分と環境適応していく部分とスピードをもって対策を打っていかないといけないなと考えています。
でも、そういうこと含めて、今がすごく楽しいです。業界No.1をとると決めた瞬間からワクワクが止まらない感じです(笑)。もちろん新規開拓リーダーとして、目が回るぐらい忙しいし、大変なことも多いです。上司からはものすごいスピードでいろんな考えが出てくるし、環境も戦略もめまぐるしく変わっていくし。でも、それも含めて今が正直一番楽しいです。やっぱりワクワクする目標に向けてチャレンジをしているからかな? 何が何でもやりますよ、No.1!そして、多くの生徒さんたちに勇気を出してチャレンジすることを伝える!これが私の『企て』なんです。」